ロシアによる軍事侵攻をウクライナでは、多くの市民がウクライナから脱出し、
日本にも避難民の人たちが入国しています。
欧米諸国と比べると受入数はまだまだ少ないですが、今後もその数が増えてゆきそうです。
戦火を逃れてきた人や、戦争前から日本に住んでいる人も含め、ウクライナの人に出会う可能性があるかもしれません。日本語ができない場合は、共通語が英語になる可能性もあります。(ウクライナ人で英語を話せる人は少ないかもしれませんが)
とりあえず、そういった場合の挨拶時には戦争のもたらしている現況について触れないわけにはいきません。
「戦争で大変な目に遭われてお気の毒ですね」といった趣旨のことを英語ではなんと言ったらよいでしょうか?
参考になる例文をご紹介します。
I just want to say that I am devastated and so sorry for what you and your friends and family who live in Ukraine are going through.
私は、あなたやウクライナに住むあなたの友人や家族が経験していることに打ちひしがれ、とてもお気の毒に思います。
<音読用>
I just want to say
私は申し上げたいと思います
that I am devastated
私は打ちひしがれ、
and so sorry
そしてとても気の毒に思っていると
for what you
あなたと
and your friends
あなたの友人達、
and family
それから家族が
who live in Ukraine
ウクライナに住んでいる
are going through.
経験していることに対し
【ボキャブラリー】
□ devastate:動詞 「打ちのめす、徹底的に破壊する」
be devastated で「精神的に打ちのめされる」という意味。
□ I am sorry:
「ごめんなさい」の意味もありますが、相手への同情を示し「お気の毒に思います」「同情します」の意味になります。
このぐらいの長さの文になると話す時もそうですが、聞き取るときにも、主語と述語が離れているので途中で意味を見失わないように、先に何が話されるかを期待して聞き進める必要があります。
そのためには、この手の長い文を意味のカタマリを意識しながら、何度も繰り返し声に出して読むトレーニングを積むのが一番です。
他でも使える短いバージョン
短くシンプルに言うなら、以下が良いでしょう。
I am sorry for what you are going through.
もちろん I am sorry ~の表現は、今回のウクライナの人たちに対してだけでなくても、様々な場面で役立つものです。
ごく基本的な会話表現ですが、大切なのでしっかり覚えて音読練習しましょう。