アップルから英語が聴きやすくなるヘッドフォン発売

【アップルから待望のノイズキャンセルヘッドフォン】

最近流れていた噂通り、アップルが無線イヤホン「AirPods」追加モデルとして、「AirPods Pro」の販売を開始しました。

※ 注:2019年

今日の記事の見出しに絡めて言うと、これまでも使い勝手と音質で評価の高かったAirPods が、今回のーProは、英語学習者にとって注目すべき製品になった、と言えると思います。

とりあえず、この製品登場の英文記事を一緒に読んでいきましょう。

今日はアメリカのビジネスニュースチャンネルであるCNBCの記事を紹介します。

<見出し>

Apple announces AirPods Pro with noise cancellation for $249
アップル ノイズキャンセリング機能付きAirPods Proを249ドルで発表

<記事のキーポイント要約>
・Apple announced the AirPods Pro today.
アップルは AirPods Pro を発表しました 今日

・The AirPods are available to order now / and ship by Oct. 30, / when they arrive in stores.
AirPods Proは 注文可能です 今 そして出荷可能です 10月30日までに 店に到着した時

・They feature noise cancellation, sweat resistance and more.
AirPods Proは特徴としています ノイズキャンセル、耐汗、その他を。

【製品レビューは?】
CNBCのテクノロジー製品編集者のTodd Haselton氏による製品リビュー記事の要約です。

一文が少し長いので、例によって文を解析します。

・CNBC had a chance
CNBCは 機会を持ちました

to check out Apple’s new AirPods Pro headphones,
詳しく調べる アップルの新しいAirPods Pro ヘッドフォンを

which cost $249
それは249ドルします

and land in stores on Wednesday.
そして店に入荷します 水曜日に

・They’re very comfortable and have a test that helps you find the right fit.
非常に付け心地よく、テストも付いています あなたに合ったサイズを見つけるのに役立つ

・Noise cancellation and a Transparency feature work really well, too.
ノイズキャンセリングと外部音取り込みモード機能も非常に良く効きます。

【製品情報日本語版と英語版の用語の違い】
日本語でなじみの無い「transparency」という言葉をアップル日本はどうやって紹介するのかなあ、と思いながら上記の訳を書くために調べてみました。

transparency という単語 は「透明性」という意味ですが、要するに周囲の音をノイズキャンセルすると、周りの騒音や社内放送などがまるで透明になったように音楽や音声がクリアに聞こえる、というような意味合いで、この機能の名称として使われているのだと思います。日本語版では「外部音取り込みモード」というようにその機能そのものを直接説明する名称となっています。

【ノイズキャンセリングって】

それからこの製品の一番の魅力であるノイズキャンセリングです。英語原文ではcancel という動詞の名詞形 cancellation としているのに対し、アップルの日本サイトでは、canceling になっています。

日本人はキャンセルという言葉を知っているから – ing を付けて「canceling」 ならきっと分かってくれるだろう」、cancellation だと-tion という接尾辞が付く名詞形になるので理解できない人が多いのではないか」と心配したのかも。

Active Noise Cancellation → アクティブノイズキャンセリング

Transparency mode → 外部音取り込みモード

【ヘッドフォンとイヤホンと違いって?】

ちなみにヘッドフォンとイヤホン( earphone )の違いですが、イヤホンというのはヘッドフォンの一種で、耳に入れるタイプのものを差します。英語メディアでは earbuds という言い方の方をよく目にします。

【ノイズキャンセリングヘッドフォンは英語リスニング学習に必須か】

さて、ノイズキャンセリングヘッドフォンがどれだけ英語の聴き取りに役立つか、のお話しです。

まず第一に、ヘッドフォンで英語を聴くと、無しでスピーカーから聴くよりだいぶ集中できるせいか、一般的に英語が聴きやすくなります。

ノイズキャンセリング機能を試してみたことはありますか?

性能の高いノイズキャンセリングヘッドフォンをして、接続したプレイヤーから何も流さずにスイッチをOFF状態からONにしてみます。すると、周囲の雑音がすーっと一瞬で消え、静けさに包まれます。まさに別世界。周囲の音が完全に消えてしまうわけではないのですが、ヘッドフォンから流れてくる音声が雑音に邪魔されることはなくなります。

英語の場合でいえば、英語を聴き取る能力が十分でない人ほど、その恩恵を受けるかも知れません。

周囲のノイズに全く邪魔されない分、発音の細かな点がずっと聞きやすくなります。リスニングの勉強をしていて、集中力が途切れがちなかた、特に通勤電車やバスの中でやっている方、ひょっとしたらリスニング学習の環境がよくないのかもしれません。

通勤電車、特に地下鉄は騒音レベルが非常に高いので、そんな環境で音が聞こえるというのは、すでに音量を上げていると言うこと、つまり耳には過酷な環境なんですね。

僕自身、ノイズキャンセリングヘッドフォンを12年ほど使っています。その間、何個も使い潰しては、新らしいものに買い換えてきて、現在使っているのはBoseのQueitconfort35 と Queitcontrol という製品。

AirPods Proは10月30日から発売開始。まだ出初めで品薄なので、今アップルストアで発注しても入手までには数週間かかりそうです。

えっ?さっそく注文したんじゃないかって? めっ、めっそうもない!