僕は家ではお米は炊かずに、さとうのご飯のような楽して電子レンジで温めるタイプご飯をよく利用します。最近スーパーマーケットでそういったご飯が欠品していることがよくあって何でかなあ、と思っていたのですが、深刻な米不足が起きていることに、先週ぐらいに遅ればせながら気付きました。
ニュースやテレビ番組等でもいろいろ議論されている話題ですが、今回はこれをネタに英語を学んでいきましょう。
まず何が起きているかをシンプルな英文で。
Japan is currently facing a serious rice shortage.
日本では現在、深刻な米不足が発生しています。
□ currently:現在
□ face:名詞の「顔」でなく「〜に面している、直面している:という意味の動詞です。
□ serious:この単語を<シリアス>と読む人が多くて僕は「深刻な」問題だと思っているのですが、r の発音はさておき、せめて<スィリアス>と読みましょう。
□ shortage:不足(名刺)。形容詞 short(不足して・足りない)の名詞形。
Rice is disappearing from store shelves.
店頭から米がなくなる現象が起きています。
□ disappear:動詞で「無くなる・消える」の意味
□ shelve:棚(たな) store shelve で「店頭の棚」「店頭」の意味。複数形は shelves。
ここまで、英会話初心者でもぜひ覚えてもらいたい内容です。
ここから先は、ちょっとセンテンスが長くなりますが、中級・上級者必須の内容です。
The primary cause is the decrease in rice production due to recent extreme weather events, such as high temperatures and heavy rains during summer.
近年の夏の高温や豪雨といった異常気象により、お米の生産量が減少しているのが主な原因です。
ちょっと長いので、意味の塊ごとに直訳を付けて理解を高めます。
<原因1>
The primary cause
主な原因は
is the decrease
現象です
in rice production
米の生産量の
due to recent extreme weather events,
〜による 最近の異常気象(による)
such as high temperatures and heavy rains
〜といった 高気温や豪雨(といった)
during summer.
夏の間の。
□ extreme:極度の、行き過ぎた(形容詞)→ 異常な
他の単語は、例文直下の訳を見れば分かると思います。
<原因2>
The recovery of inbound demand and the increase in domestic rice consumption have also contributed.
インバウンド需要の回復や国内の米消費の増加も影響しています。
(意味の塊ごと)
The recovery
回復が
of inbound demand
インバウンド需要の
and the increase
と、増加が
in domestic rice consumption
国産米の消費の
have also contributed.
(〜もまた)影響している
→原因の一つになっている
今回の米不足は、この秋の米の収穫後は解決に向かうとみられているようです。
僕個人的には、米の買い占めとかは論外で、1日3回お米のご飯を食べるところを、数回パンや麺類(もちろんビーフンではなく)、パスタなどに置き換えたりすることで乗り切れると考えています。
まあ、不足していると言われると、よけいに食べたくなる心理も分かりますけどね。