この夏、メキシコに6日ほど滞在しました。滞在先はグアナファト(Guanajuato)州にあるサン・ミゲル・デ・アジェンデ(San MIguel de Allende)という街で、アメリカ人の旅行者や長期滞在者が多く比較的英語は通じるところでした。
しかし、基本的にメキシコでは英語が通じません。タクシーの運転手さんなんかもダメです。本当なら僕も計画的にスペイン語を勉強して、簡単な会話ぐらいはできるようにしておくべきでした。
いや、一応基本を勉強し始めていたのですが、結局間に合わず。「iPhoneのGoogle Translateがどれぐらい通じるか実験してみてもいいかな」とかいいながら、怠けてしまったのでした。
6日間のメキシコ滞在期間が終わり、早朝のメキシコ・シティ国際空港でのこと。
国際線チェックインカウンターの場所がよくわからなかったので、近くにいた空港係員の人に質問しました。僕はスペイン語が話せませんが、「一応首都の国際空港なのだから・・・」と英語で。
期待に反し、その人、英語は全然話せませんでした。それでもこちらの言おうとすることは何とか伝わって、身振り手振りを交えて教えてくれました。
まあ、ある意味予想通りかな・・・。
チェックインが済んだ後、コーヒーでも飲んで一息つこうと、スターバックスへ。
たいてい、空港内のお店なら英語は通じるものですが、やはりメキシコでは様子が違っていました。
最初話した若い男性は、全然英語が通じなかったので、もう1人いた若い女性に変わってもらいました。
一応、英語通じました。
そこで僕は自分用のホットティーとコーヒーを一つづつ注文。
「OK」とにこやかな対応。
さて、実際に飲み物を受け取る時、先ほどの英語が通じなかったほうの彼が「できたよ」と合図を送ってきました。
「ティーだよ」みたいなことを言っていたので、それをとりあえず手に取りました。喉が渇いていたので、コーヒーを待ちながらホットティーを飲み始めてしまおう、と口を付けた瞬間、「何これ!!」
開けてびっくり、なんとコーヒーの中にティーバッグが入っているではありませんか!
これがドリフの大爆笑の「もしものコーナー」だったら、「ダメだこりゃ!」で終わりになるでしょう。
もうお金はどうでもいいから、飲み物はとなりのマクドナルドで買い直そうかな、という考えもふと頭をよぎりました。
マクドナルドのほうを見ると、長蛇の列ができていました。かなり時間かかりそう。
気を取り直して、スターバックスの彼に身振り手振りも使いながら、理解してもらい、なんとかホットティーとコーヒーを入手。
最近、日本の国際空港では空港スタッフの人もだいぶ英語で応対するようになった、と聞いています。国際空港の中ではやっぱり英語でコミュニケーションがとれることがお客さんのためにも必須ですよね。
とはいえ、僕自身、もしまたメキシコに行く機会があるなら、今度こそ簡単なスペイン語会話はできるようにして出かけたいとも強く思いました。