公開講座として不定期にですが、長文、リスニング力を根本的に強化する講座「ニュース英語入門」というのを開催しています。以下はその手法や効果についての説明です。
【効果】
・英語を英語の語順のまま理解する
・個々の単語が発音できる
・センテンスを正しいイントネーション
と間合いで音読できる
・聴いて理解できる
リーディングが苦手な人は、英文の長文を目にすると、どこが主語で述語なのか、前後関係が読んでいるうちによく分からなくなってきたり、またとにかくボリューム感に圧倒されたりするかもしれません。これがTOEICなど英語のテストであると、選択肢の答えをやみくもに探そうと、手さぐりに英文に目を通そうとして、でも結局何が書いてあるのかあいまいなまま、とりあえずマークシートの選択肢を「エイやー!」で塗りつぶす。
たとえば、こんな英文があったとします。
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(英文記事はThe Economist 5月30日号より抜粋)
ちょっと難しいない、と思った方も、以下のようにして理解していったら、意外とよくわかるのではないでしょうか?
例
<拡大用サムネイル>
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「知らない単語」という問題もありますが、実は一番大切なのは英語の構造と意味のカタマリを把握しながら左から右へすらすらと読んで理解できる力です。
これを身に付けるためのトレーニングを行うのがこの「ニュース英語入門」なのです。
同様の内容で、昔から有名なのは東京SIM外語研究所の「スーパーエルマー」コースですが、これは全12講で 48,600円(VOAコース・全12講)もします。
それはそれで個人的にはおススメですが、まず身近に無料で英語の理解力を高めるトレーニングをこの講座で試していただいてからでもいいでしょう。(矛盾するようですが、ちなみに僕個人としては、スーパーエルマーの倍速リスニングはあまり意味がないと思ってますが)
市販の教材でも、この手法を使ったものがあります。でもなかなか自分で取り組んでも身につかなかったりします。実はスラッシュで区切られた文章と訳語と同じぐらい大切なのは、その文を声に出して正しい強弱・イントネーションでスラスラ読めることです。
そこまでできていれば、リーディングとリスニングは文字と音声という違いがあるだけで、英語を理解するという点で基本は同じことなのだとわかっていただけると思います。TOEICのPart 4とPart7の関係もそれと同じ。
あえてニュースを素材にしているのは、参加した方にもっと英語のニュースに興味をもっていただく目的もあります。英語を学んでいる方、海外生活なのである程度英語を身に付けている方で、日本に帰ってきてからも英語力が落ちず、むしろ年々レベルが上がっているような方は、私の身の回りをみると、必ず英語でニュースを読んだり聴いたりする習慣があるように思います。
この講座をきっかけに、ご自分で自主的に英語ニュースに触れる機会を作ってもらえたら、それだけでも英語力大幅アップへの第一歩を踏み出したといっていいでしょう。
英語でニュースがわかれば、知っている単語も雪だるま式で増えていきます。英会話の時の対応範囲がぐっと広がります。ディスカッションに対応できれば、各地に英語ディスカッションサークルがありますので、そういったところに参加して英語を磨くこともできるようになります。
今後の開催予定については、このページあるいはニューズレターにてご案内いたします。