銀行ATMがキャッシュカードを食べる?

 

2021年2月28日にみずほ銀行でシステム障害により、全国のATMで出金などができなくなったり、ATMに入れたキャッシュカードや通帳が返ってこなくなる、といったトラブルが発生しました。

このニュースを伝える英文記事の見出しに、「card-eating ATM」というおもしろい表現が使われていました。

(Reuters February 28, 2021 )

https://www.reuters.com/article/mizuho-glitch/update-1-japans-mizuho-halts-service-at-card-eating-atms-idUSL2N2KY05M

Japan’s Mizuho halts service at card-eating ATMs

日本のみずほ(銀行)、カードを食べるATMのサービスを停止

記事本文の中でも、こんな風に伝えています。

↓改行リーディング・直訳直解訳付きでどうぞ!

————————–

Japan’s Mizuho Bank stopped service
日本のみずほ銀行はサービスを停止しました

at some of its automated teller machines (ATMs)
一部現金自動預け払い機(ATM)での

on Sunday
日曜日に

after the machines devoured
その機械がむさぼり食った後

customers’ cash cards and bank books.
顧客達のキャッシュカードと通帳を。

————————–

システム障害(system failure)により、ATMに挿入したキャッシュカードや通帳が取り込まれてしまってそのまま戻ってこない状態をeat (食べる)とか devour (貪り食う)という言い方で表しているのが珍しいですが、面白いですね。

同じような状態を swallow (飲み込む)という単語で表すことはよくあるようです。

The ATM swallowed my card!
ATMが私のカードを飲み込んでしまった!

=カードが取り込まれてしまった

※「ツバメ」も同じスペリングの swallow です。

せっかくなので、ATMトラブルに関連する英語をもう少し見てみましょう。

(以下、上と同じ記事より抜粋)

このシステム障害の影響を受けてしまった銀行利用者の人々には、みずほ銀行からこのようなメッセージがありました。

————————–
“For customers
お客様へは

whose cash cards, bank books, etc.
キャッシュカード、預金通帳等が

have been taken,
取り込まれてしまった、

we will notify you
私どもはあなたにお知らせいたします

(ご連絡の上)

and return the items
そしてお返しいたします

at a later date.”
後日。

————————–

ATMの停止は電子マネーの普及が遅れ「現金大好き(cash-loving)な日本にとっては特に痛手のようである、ともロイターは伝えています。

————————–
The bank told customers
その銀行(みずほ)は顧客に案内しました

to withdraw money
お金を引き出すように

from convenience store ATMs instead,
代わりにコンビニのATMで

saying it would reimburse the fees.
手数料は払い戻すと言って。

————————–

お金を「引き出す」はwithdraw。海外で英語表記のATMを使った方ならおなじみかと思います。(日本国内のATMでも英語表記にすることができるので、一度試してみてもいいかも)

ちなみに、どの口座で取引するのかを聞かれた際、 普通預金口座 からの引き出しなら「 savings account 」を選んで取引を進めてください。

reimburseは、「払ったお金を払い戻す」という意味で、会社などで経費精算してお金がもどってくる時にも使います。

You will get reimbursed for your travel expenses.

交通費は払い戻してもらえます。

・・・ということで、今回のブログエントリー(投稿)のタイトルを見て、大きな口を開けてキャッシュカードをボリボリ食べるモンスターマシーンを期待していた方、すみません。