Twitter買収のマスク氏、次はコカ・コーラ買収で麻薬入りコーラを復活?

電気自動車大手テスラの最高経営責任者(CEO)である大富豪イーロン・マスク氏がTwitterを総額440億ドル(約5.6兆円)で買収しました。

マスク氏は以下のような声明をTweetし、Twitter の投稿内容の制限を減らすことを約束しています。

「言論の自由は民主主義が機能するための基盤であり、Twitterは人類の未来にとっての不可欠な事柄が議論されるデジタルな街の広場である」
(英語の原文と解説は後ほど)

 

コカ・コーラにコカインを戻せ(!?)

今後のTwitterの方向性に対し期待が高まる一方、疑問と懸念の声も上がっています。そんな中、マスク氏はこんなTweetを・・・

日本語に訳すと「次は、コカ・コーラを買収して、コカイン入り(コーラ)を復活させるぞ~!」といった感じですね。

コカ・コーラの名称の由来は、コカの葉とコーラ実で、1886年に発明されてから1903年ごろまでは生のコカの葉を使用していたためコカイン成分が含まれていたそうです。
(1903年以降現在まで、脱コカイン処理されたコカの葉を使用している)

さすがに本当に麻薬であるコカイン成分を入れたコーラを復活させなどというのは、キツいジョークですが、アメリカならこの程度の発言は笑って許されるのでしょう。

日本だったらこんなことを言ったら冗談にならず、発言を糾弾されるところでしょう。これは日本に言論の自由が無いためか、国民が真面目だからか、どちらでしょうか?

マスク氏:「言論の自由とTwitter」についての英文解釈

先ほど日本語訳だけご紹介したマスク氏がTweetしたメッセージですが、以下が原文です。

“Free speech is the bedrock of a functioning democracy, and Twitter is the digital town square where matters vital to the future of humanity are debated.”

長い文で、ちょっと難しい単語もあるので、分かりやすいように意味のカタマリごとに直訳を付けます。


Free speech is the bedrock
言論の自由は根本である

of a functioning democracy,
機能する民主主義の

and Twitter is the digital town square
そしてツウィターはデジタルの街広場である

where matters
(そこでは)事項が

vital to the future of humanity
人類の未来にとって 極めて重要な(物事が)

are debated.
議論される。


bedrock というのは地底の「岩盤」のことで、そこから上記のような「基盤、根底、根本」といった意味につながっています。横たわって寝るベッド(bed)という言葉はご存じだと思いますが、bedには地底の岩床とか岩盤層という意味もありますが、それにrock(岩)が付いたと考えると、簡単に覚えられる単語だと思います。

functioningfunction(機能する)という動詞の動名詞です。コンピュータの「ファンクションキー」で 名詞のfunction(機能)としてきっとおなじみですよね。

vital は 上記では「不可欠な」という意味で「生命にかかわる」という意味もあります。派生語の名詞形: vitality (ヴァイタリティ)は「バイタリティ(元気、活気」」という言葉でご存じなはずですよね。

ちなみにTwitterアカウントを凍結されているドナルド・トランプ元米大統領のアカウント復活が予想されていましたが、トランプ氏は独自に立ち上げたTruth Socialというソーシャルメディアに残ると表明しています。

この記事を読んでいる人で、Truth Socialのアカウント持っている人いますか?僕はちょっと気になって、とりあえず試しにiPhoneのappをダウンロードしてみました。