オリンピックで「スーパースプレッダー」って何?

東京オリンピックがいよいよ10日後に迫ってきました。緊急事態宣言発令下での開催ということで、デルタ株を含めた新型コロナウイルス感染拡大も心配され、世界の注目が集まっています。

先週BBCは以下のようなヘッドラインのニュースを流しました。

 

Could the Tokyo Olympics become a “super-spreader” event?

東京オリンピックは “超拡散 “イベントになりかねないか?

引用:BBC Newsより
https://www.bbc.co.uk/programmes/p09n821j

 

今回のキーワードは「super-spreader」ですが、spread (スプレッド)は「広げる」「まき散らす」という意味の動詞ですね。

パンやクラッカーに塗って(塗って広げる)食べるジャムやチーズのようなものが「スプレッド」と呼ばれているので、おなじみではないかと思います。

spread +er で「スプレッドするもの(まき散らすもの)」。ということで、spreader event は「(ウイルスを)まき散らす存在になるイベント」という意味。

 

この文に出てくる「Could」は can の過去形ではなく、東京オリンピックのことを話しているので、少し未来の可能性について「(こういうことも)ありえる」「危険性がある」という意味を表すのに使われています。

 

さて、今度のオリンピックを菅総理大臣は「安全安心の大会にする」と述べていましたが、はたしてどうなるか。

次の文は、Nikkei Asiaに出てきた見出しです。

 

Will the Olympics be ‘safe and secure’ or a superspreader event?

今度のオリンピックは「安全安心」か「超拡散イベント」のどちらになるでしょう?

 

まあ我々国民は、引き続き感染防止に気を付けながら、無事大会が開催されるのを見守るしかありませんね。

ワクチンはまだ僕のとこまで回ってこないぞ~