海外到着後のホテル隔離生活ってどうなの?

新型コロナウイルスの影響で、海外旅行ができなくなってから、もう1年近くが経ちます。

永住者や海外転勤など、特別な事情で行ったとしても、到着先で通常14日間ほど自主隔離、日本帰国後もまた14日間隔離、移動日も併せると、ほぼ1か月近く取られることに。

これを受け入れてまで観光で海外旅行行きたい人はいないでしょうね。

さて、今回はその「自主隔離」についての話題です。

英会話で、なかなかみなさん覚えてくれない単語「quarantine」が出てきます。

発音記号は[ kwɔ́rəntin]ですが、読めない人のためにあえてカタカナ表記すると

ウォランティン、太字に強勢を置いて発音してください。

それはそうと、14日間もホテルの部屋に閉じ込められるなんて、いったいどんな気持ちになるのでしょうか?

以下は、オンライン金融ニュースの「Insider」で 上級編集者 をしているLina Bataragsさんの体験記。Batarageさんは、新支局開設のためにニューヨークを離れ、シンガポールへ移住することになりました。

以下の英文は、この体験記事「I moved to Singapore alone during the pandemic and spent 14 days quarantining in a tiny hotel room ― here’s what it was likeの冒頭に要約として載っていました。

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I arrived in Singapore
私はシンガポールに着きました

on January 8
1月8日に

and spent 14 days quarantined
14日間 隔離されて過ごしました

alone
一人で

in a hotel room.
ホテルの部屋で。

The key to maintaining my sanity
正気を保つための鍵は、

was a mindset
マインドセットでした

I referred to as “low power mode.”
私が “低電力モード “と呼んでいた。

My daily steps topped out at 150,

私の日々の歩数は150歩に達し、

and the meals got repetitive,
食事は繰り返しになり、

but you can order food (and wine).
でも食べ物(とワイン)は注文できます。

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Bataragsさんは1月上旬、ニューヨークを飛び立ち、チャンギ空港へ到着。シンガポールも入国者に対してはCOVID-19に絡んだ厳しい制限(strict COVID-related restrictions)を課しています。まずは出発空港でのPCR検査、そして陰性結果証明を出国時、それから到着時にみせなければなりません。

シンガポール到着後は、そのままバスに乗せられ行き先も告げられず連れていかれたホテルで14日間の自主隔離に入ります。

現地では期間をStay-Home Notice(SHN)と呼び、当局に厳格に監視されることになります(strictly monitored by the government)。

チェックイン時に、フロントデスク(front desk)で、PCR検査を受ける時以外は一切ホテルの自分の部屋からは出ることは許されない(not allowed to leave the room) 旨説明を受けます。

興味深いのは、その時に滞在期間の食事の種類を選ばされること。

“Asian(アジア料理),” “Asian vegetarian(アジアベジタリアン料理)それから “Western(西洋料理)”の3つの食事の選択肢(three food options)から一つを選びます。

Bataragsさんは「Asian」を選んだそうです。

彼女の部屋は14階。部屋は狭い・・・。具体的な数値の記載はないですが、この写真でみることができます。

写真:Lina Batarags / Insider  より

ぱっと一目見て気づいたこの部屋の利点は、

・壁一面が窓になっていて、街を見渡せ、空間がきれいだった。

・ACのコントロールができた。・カーテンと遮光カーテン付き

短所:

・ソファがなく、バルコニーがなく、窓が開かなかった。

隔離部屋では、一日のうち、ドアベルが鳴らされるのは8:30 a.m., noon, 5:30 p.m.の3度。いずれも食事を運んできてもらう時のみ。

ドアを開けると、ビニール袋に入った食事がドアノブにかけられています。

食事は3つの仕切りのあるプラスチックのトレイに入っていて、昼食にはボトルに入った水が付いてきます。

どんな食事かと、記事の写真を見ましたが、ちょうどデザートのないエコノミー機内食のような感じでしょうか?

(左が朝食、右がランチ)

写真:Lina Batarags / Insider  より

幸いシンガポールですから、ホテルの外にはおいしいものがいっぱい。彼女は一応、地元の飲食店から食料品や食事を注文することができたそうです。それは、よかったですね。食欲の上でも、精神衛生のためにも。

COVID-19のための隔離中なので、日に3度、体温を測り(take one’s temperature)それをホーマーという位置追跡アプリに記録します。(record it in a location-tracking app called Homer)

しかし、14日間閉ざされた空間で過ごすのはやはり大変。狭い部屋から出られないという事実が精神的にこたえてきます。

Bataragsさんは、部屋の狭さが怖くなり、どうやって運動するか、どこで本を読んだらいいのかなど、いろいろ思い悩んだ末に、思いついたのはiPhoneをヒントにした「省電力モード(low power mode)」。

電力消費を抑えるために携帯電話を省電力モードで使うように意図的に、自分のエネルギー、感情、シンガポールに到着したことへの興奮、これからの数日間の自分への期待をふくらませないよう、鍋をことこと弱火で煮るようなイめーじで抑えるようにしたそうです。

4冊半の本を読み、新しい祖国(シンガポールのこと)について色々調べ、Netflixの番組を観たりやめたり、FaceTimeの通話に多くの時間を費やしたり……。

そして12日目に最後のPCR検査があり、無事陰性となったあと、部屋のドアのノックがあり、ドアをあけると、ドアノブにビニール袋がかかっていて、中を確かめると、封筒とカラフルなチョコレートが。

封筒の中の手紙には、こんなメッセージが:

“Well done,”  “You have completed your 14-day quarantine period.”

よくがんばりました。あなたは14日間の隔離期間を完了しました

写真:Lina Batarags / Insider  より

いやあ、なかなか大変ですねえ。これを読んでいる人のうちのどなたかにも、こういう体験する方がでるのでしょうか?