春の陽気が続く5月。でも、「なんだかやる気が出ない…」「朝起きるのがつらい…」そんな気分になることはありませんか?
日本ではこのような状態を「5月病」と呼びます。
では、この「5月病」って英語でどう表現するのでしょうか?
❌ May sickness…とは言いません!
日本語を直訳して、
May sickness(5月の病気)
と言ってしまいそうですが、これは英語では通じません。
実際に使われているのは、こちら👇
✅ 正解は “May blues”
「5月病」に一番近い英語表現は、
May blues(メイ・ブルーズ) です。
この表現は、日本の英字新聞『The Japan Times』や『Japan Today』などでも使われています。
ただし、英語圏の人には聞き慣れない表現なので、そのままでは伝わらないこともあります。
💡 “blues” ってどういう意味?
「blues」と聞くと、まず思い浮かべるのは音楽ジャンルの“ブルース”ですよね。
でも実はこの単語には、「憂うつ」「気分が落ち込むこと」という意味もあるんです。
例:I’ve got the blues.(気分が落ち込んでる)
なので、May blues は「5月に感じる憂うつな気分」という意味になります。
ちなみに発音は「ブルース」ではなく、英語本来の音に近い ブルーズ が正解です。
🇯🇵 なぜ日本だけに「5月病」があるの?
「May blues」は日本で特に見られる現象で、英語圏ではあまり一般的ではありません。
なぜなら、英語圏の国々では学校や仕事の新年度が4月に始まるという習慣がないからです。
日本では、学生も社会人も4月に新しい環境で生活をスタートします。
そしてようやく慣れ始めたころにやってくるのが、長期休暇のゴールデンウィーク。
この休み明けに、心や体のバランスが崩れてしまうことがあるんですね。
✏️ 英語で説明するとこうなります
外国人に説明する場合は、以下のような英文を使うとスムーズです:
May blues is a tired or sad feeling that happens after Golden Week.
ゴールデンウィーク明けに感じる、だるさや気分の落ち込みのことです。
It often happens to students or workers who started a new life in April.
4月に新生活を始めた学生や社会人の一部に、毎年5月ごろよく起こります。
✅ まとめ
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「5月病」は英語で May blues
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blues には「気分の落ち込み」の意味がある
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日本独特の現象なので、英語では説明が必要
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英語で説明するときは “a tired or sad feeling after Golden Week” が便利!