英文記事見出し:「した」と「された」では大違い
英語ニュースに挑戦する人が最初に直面するのが「見出しがよくわからない」だと思います。
ちょっとこの見出し文も読んでみましょう。(本文ではありません)
<見出し>(The Guardian より)
Bill Gates warned in 2008 over ‘inappropriate emails’ to female employee
□ warn (発音は〈ワーン〉でなく〈ウォーン〉
□ inappropriate 不適切な
どんな意味か解ったでしょうか?
「ビル・ゲイツは2008年に”不適切な”Eメールのことで警告した」だと、意味が逆になってしまします。
もう一つ、同じニュースに関してこういう見出しの記事があります。
Microsoft leaders warned Bill Gates over ‘inappropriate’ emails
(The Seattle Timesより)
日本語訳:
マイクロソフト社の幹部はビル・ゲイツを”不適切な”Eメールのことで警告した
英語ニュースの見出しではBe 動詞が省略
英語ニュースの見出し(headline)には、ちょっと特殊な文法ルールがあります。その一つがBe 動詞が省略されるということです。上の見出しの場合、警告されたのはビル・ゲイツなので、Be動詞を省略しないで書くと、こういう風になります。
Bill Gates was warned in 2008 over ‘inappropriate emails’ to female employee by Microsoft leaders.
ビル・ゲイツは2008年に”不適切な”Eメールのことでマイクロソフト社の幹部から警告された
見出しでBe動詞が省略されている例
同様の例をいくつか挙げますね。
Man arrested over alleged stabbing and shooting in Adelaide’s north
[アデレード北部での刺殺・銃撃事件で男を逮捕]
(ABCより)
□ alleged ~の容疑で
□ stab 刺す
Multiple stolen cars found by police in Farnworth
ファーンワースで複数の盗難車を警察が発見
=警察によって発見された
時々英文ニュースを目にするようにすれば、徐々に慣れてくると思います。