絵画鑑賞が英語勉強になる
すっかり涼しくなり「芸術の秋」ということで、「美術館にでも出かけたいな」という気分になっている方も多いのではと思います。
美術館といえば、この秋の目玉として「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」が、2021年11月13日(土)から大阪市立美術館で開催されるそうです。
初期ルネサンスからポスト印象派まで、西洋絵画史の500年をたどる、というものだそうですが、既に鑑賞の計画を立てておられる方もいらっしゃるかもしれませんね。
この手の大きな展示会では、作品の説明も英語併記になっていたりします、僕は急ぎでなければたいてい英語も読むようにしています。
美術好きの方は英会話でも絵画や展覧会の話をしたがるでしょうが、これがなかなか簡単でなかったりしませんか?
芸術家の名前や作品名を英語できちんと言える/聞ける人は少ないと思います。
「フェルメール」って英語で言っても通じない?
例えは、17世紀オランダ絵画黄金期を代表する画家のフェルメール。世界中の展覧会で常に取り合いになるほど人気が高いそうですが、英語でその名が話題に上っても、聴き取れない可能性大です。
というのも、英語風の発音だと、全く聞き慣れない感じに変わるからです。
ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer )は、英語だとヨハネス・ヴァミーア と発音されます。
(参考)フィルメールの主な作品
『真珠の耳飾りの少女』Girl with a Pearl Earring
『牛乳を注ぐ女』The Milkmaid
『窓辺で手紙を読む女』Girl Reading a Letter at an Open Window
今回の「メトロポリタン美術館展」で展示されるフェルメールの作品は『信仰の寓意』(英語:The Allegory of Faith)です。「アレゴリー(寓意)」という言葉自体日本語でも難しいですが、allegory (アレゴリー)とは、「抽象的な概念や思想を、具体的形象によって暗示する表現方法」のことです。なかなか覚えられなさそうですが・・・。
ゴッホ、モネは英語で読み方どう変わる?
同じくオランダ人の巨匠・ゴッホ(Vincent Van Gogh)も、英語では、ヴィンセント・ヴァン・ゴウという発音です。
普通ファミリーネームは「ヴァン・ゴウ」というように Van とセットで呼びます。
「メトロポリタン美術館展」では『花咲く果樹園』(The Flowering Orchard)が展示されます。
その他有名な巨匠でいうと、ダリやピカソなどは、そのままの読み方でなんとか通じそうですが、「睡蓮」で有名な印象派の巨匠 クロード・モネ(Claude Monet)の<モネ>は、微妙にカナカナ表記と違っていて、モウネイ。最後を<エイ>と発音するのがコツ。(以下音声参考)
『睡蓮(すいれん)』は「Water Lilies」
キリがないのでこの辺で終わりますが、ある程度英語力が付いてきた人は、芸術関係の英語の番組やYoutubeビデオなどを観ると出てくるので、いろいろ発見があるのではないでしょうか。
「メトロポリタン美術館展」は大阪のあと、来年2022年2月9日5月30日まで東京の国立新美術館で開催されているようなので、事情が許せば、僕もぜひ行ってみたいと考えています。行けるかな・・・
追記:(参考)フェルメールを現地のオランダでは、こんな風に発音するようです。地域差もあるのかな?
https://forvo.com/word/johannes_vermeer/