空港セルフチェックインの英語表記が理解できない?

先月は久しぶりに海外に出かけました。

改めて気付いたのは、空港のチェックインでキオスク(自動チェックイン機)を使ったセルフチェックインが普及していることでした。

キオスクを使ったセルフチェックインは、旅客が自分で搭乗券を発行し、荷物をチェックすることができるシステムで、従来のカウンターチェックインよりも時間を短縮し、待ち時間を減らすことができます。これは航空会社にとって効率的な運用を可能にし、旅客にとってもチェックインカウンターでの行列に加わることなく、スムーズに手続きを薦められる利点があります。

ただ便利で効率的な方法 である反面、初めて海外に旅行する方や英語に不慣れな方にとっては理解しづらいかもしれません。

特に画面で日本語が選択できない場合は、英語が苦手な人にとっては、英語で表示される指示やメッセージが理解出来ず不安に思う人もいることでしょう。日本語を選択できる場合もありますが、日本語の言語オプションが提供されていない場合もあります。

しかし、また、多くのセルフチェックイン機は言語オプションを提供しており、。海外旅行の際には、事前に英語での基本的な表現を学んでおくと安心です。

ただ、空港のセ ルフチェックインで使われる英語表現は、覚えておくとチェックインはもちろん、海外旅行でのある意味必須なので、この機会に覚えておくと良いと思います。
以下はある香港を拠点にした航空会社のセルフチェックイン画面の例です。

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この中に出てくる「verification」という単語は、英語初心者には難しく感じるかもしれません。でも実際には海外旅行者にとってはよく見かける言葉であるは ずです。

単語というのは、人の顔と名前を覚えるのと同じで、頻繁に目にして、自分の口からもそれを発することで確実に覚えられるものです。

ではこの画面の英文を一緒にみてゆきましょう。

Please scan your travel document for verification
(証明のために旅行書類をスキャンしてください)

これはセルフチェックイン機が旅行書類を確認して、あなたが正規の乗客であることを確認するための手続きです。

verification は「確認・立証」という意味の名詞です。 これは動詞verify:ヴェリファイ「(正しいこと)を証明する」という単語の派生語です。両方ともセットで覚えましょう。

scan という動詞は、日本語でもスキャナーを使った「スキャン」でご存じであろうかと思います。
そして、もう一つのメッセージは、旅行書類をスキャンした後で画面に現れるものです。

Your travel document has been successfully verified.
あなたの旅行書類は正常に確認されました)

これで、あなたの身分が正しく認証されたことを示しています。
has been となっているのは、 たった今完了したということを表す言い方です。

successfully は success「(サクセス)成功」という名詞を知っていればその派生語なので、一発で覚えられるはずです。

Successの語尾に-ful が付いてsuccessful「成功した」という形容詞になります。 それにさらに -ly が付いて「うまく・首尾良く・成功裏に」という意味の副詞になり、動詞 be verifiedを修飾します。

空港でのセルフチェックインは、慣れるまで少し戸惑うかもしれませんが、正しい手順に従うことでスムーズに利用できます。英語でのメッセージや指示を理解することは、海外旅行をより快適に楽しむための重要なスキルの一つです。この機会にぜひ覚えてくだ さいね。