春になると、日本では山の恵み「山菜(さんさい)」が旬を迎えます。
スーパーや直売所に並ぶふきのとう、たらの芽、こごみ…。
独特の香りとほろ苦さが、まさに「春の味」として親しまれていますね。
では、この「山菜」って英語でどう表現するのでしょうか?
✅ 山菜の英語表現いろいろ
「山菜」は日本の文化に根ざした言葉なので、英語にぴったり一致する訳語はありませんが、次のような表現が使われます。
表現 | 意味・使い分け |
---|---|
mountain vegetables | 「山の野菜」という直訳。観光パンフレットや英語ニュース記事などで見かけます。 |
wild mountain plants | 山に自生する植物全般を指しますが、食用でないものも含む可能性があるため注意が必要です。 |
wild edible plants | 「野生で食べられる植物」。食用であることを明確に示したいときにおすすめです。 |
sansai | 海外メディアでもそのまま sansai と表記されることがあります。日本特有の食文化として紹介する際に便利な言い方です。 |
📚 英語で表現してみよう
やさしい英語例文で「山菜」を使ってみましょう。
In spring, many people in Japan enjoy picking and eating sansai, or wild edible plants, from the mountains.
(春には、多くの日本人が「山菜」という野生の食用植物を摘んで食べることを楽しみます)
また、山菜文化を少し紹介する一文を加えると、海外の方にもより伝わりやすくなります。
Sansai is a unique part of Japanese spring cuisine, often enjoyed as tempura or in rice dishes.
(山菜は、日本の独特の春の料理のひとつで、天ぷらや炊き込みご飯などで楽しまれます)
🪴 よく知られた山菜と英語名(カタカナ読みつき)
日本でおなじみの山菜と、それぞれの英訳を一覧にしました。
ややマニアックな単語もありますが、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
和名 | 英語名 | カタカナ読み |
---|---|---|
ふきのとう | butterbur sprouts | バターバー・スプラウツ |
たらの芽 | Japanese angelica tree shoots | ジャパニーズ・アンジェリカ・ツリー・シューツ |
こごみ | ostrich fern fiddleheads | オストリッチ・ファーン・フィドルヘッズ |
わらび | bracken | ブラッケン |
ぜんまい | flowering fern | フラワリング・ファーン |
うど | Japanese spikenard | ジャパニーズ・スパイクナード |
※さすがに山菜の英語名までは知らないので、筆者も今回初めて調べました(笑)。ここまで覚える必要はないと思いますでが、英語で山菜を紹介したいときに役立つこともあるかも。
🌸 まとめ
「山菜」は日本の春を感じさせる大切な食文化。英語では “wild edible plants” や “mountain vegetables” などの表現が使えますが、文脈によって使い分けが必要です。
英語学習と合わせて、日本文化を改めて見つめ直してみるのも楽しいですね。
今度、外国の友人に山菜料理を紹介する機会があれば、この記事を参考にぜひ話してみてください!