先月9月下旬にChat GPTが大幅アップデートされ、ユーザーとの音声話や画像を使った対話が可能になりました。
英語学習の観点からいうと、この音声会話というのが画期的です。
これまでも一応スマートフォンアプリケーションではユーザーが音声で声を吹き込んでChatGPTが文字で答えるということはできましたが今回のアップデートでは、完全に「会話」という形でのコミュニケーションができるようになったのが大きなポイントです。
Chat GPTに対してのプロンプト(指令文)は、以下のように音声で話しかけると、英会話レッスンを始めることができます。
You are an American professional English teacher.
I’d like to have an English conversation practice with you.
I am not a native English Speaker.
If you spot any grammatical errors in my sentences,
please correct them and explain the reason for your corrections.
実際にその機能を使ってみるとスマートフォン(僕の場合はiPhone)の中に人格を持ったAIロボ ットがいて対話をしてくれているような不思議な感覚です。
iPhoneユーザーからすると、一瞬パーソナルアシスタントの Siriと話しているような気になりますがSiriよりもっと自然な対話ができ何よりいろいろな情報を教えてくれるという点で比較にならないぐらいChat GPTのほうが賢いです。
Siriだと、単に「このWebページを参照にして」しか言わないですからね。
Chat GPTで英会話練習をした場合音声でのやり取りは、全てテキストとして画面に残ります。
Chat GPTは最初にテキストとして発話を打ち込んで、それを音声化しているというプロセスになっているようです。
あとで聴き取れなかったところ、自分の発言をコピーしてどこかに貼り付ければ英会話レッスンを全て記録しておき、復習に役立てることも可能です。
でも、ひとつ注意点があります。これ重要です。
この機能はChat GPT Plusという有料サービス専用です。
ChatGPT Plusは、月額US20ドル(日本円で約2900円)かかります。
他にもいろいろ使い道があるのでChat GPTを使い倒してやろうという方は、この機会にGPT Plusに切り替えてみてもいいかもしれませんね。 1ヶ月だけ使って辞めることもできますから。
英語学習に使えるAI技術は今後も進化を続けてゆくでしょう。
あとは英語学習者のやる気しだい!