アイフォーンが大正末期の日本に存在した!?

「アイフォーンが大正末期の日本に存在した!?」
「こ、これはタイムトラベルの証拠か?」

以前仕事で名古屋市熱田区にある愛知時計電機さんにおじゃまして、本社ビル1階にあるギャラリーを見学させていただいた時のことです。

愛知時計電機はガス・水道関連機器などの精密機器を製造している分野での製造している会社ですが、創業1898年で、大正・昭和初期には航空機も製造していたという歴史を持っています。

ギャラリーには戦前の時計、航空機本体やプロペラ、そして戦後の水道・ガスメーターなど多岐にわたり、どれも貴重なものばかり。

そして、その中にあったんです。「アイフォーン」が!

「アイフォーン」とカタカナで書くところが怪しい、と既にお気づきの方、鋭いです。

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これが「アイフォーン」の正体で、大正14年に愛知時計電機が製造・販売したラッパ拡声器付きラジオのことなんです。製品名は「AIPHONE」。

それにしても、こんな感じの比較的コンパクトなラジオ、当時は最先端を走っていたのでしょう。カッコイイです。

さて、今日の英語のレッスンとしては、iPhoneの発音の仕方。

アイフォーンでもアイフォンでもなく、発音記号で表すと[aifóun]。あえてカタカナで表記すると「アイフォうん」。

【iPhoneの発音(音声)】

 

電話 phone の ph は f の音なので、前歯の上を下唇に当てて摩擦音で強めに「フゥー」。そして 続く o は「オウ」と母音が二つ重なる二重母音で発音してください。

それから「アイホン」と言ったら、もう一つ名古屋市内にあるアイホン株式会社という別の会社になります。

だからスマートフォン(smartphone )を「スマホ(スマートホンの略?)」というのは、本当はかなり変なんですけど、日本中みんなそう呼んでるから、もう手遅れかな・・・。