10月末だった先週末辺りは、ハロウィンは、にぎやかに仮装した若い人達が街を夜遅くまで闊歩する姿が目に付きました。アメリカなど英語圏のお祭りですが、すっかり日本でもおなじみの風物詩の一つとなっていますね。
日本ではカボチャの飾り物やハロウィンの仮装パーティーの部分だけが輸入されていますが、アメリカなどでは、お化けや魔女に仮装した子供たちが夜に夜、Trick or treat(トリック・オア・トリート・・・お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)と言いながら、近所の家を一軒一軒を回って、家の人からお菓子をもらう、という行事です。
それでは今日のキーワード「trick or treat」についてお話ししましょう。
トリック trick は「人をだますはかりごと・視覚による錯覚、手品のタネ」といった意味でおなじみかと思います。
ハロウィンの子供達のtrick は「いたずら」のことですね。
動詞で使うと「人をだまして~させる」という意味になります。
He tricked the old woman into transferring money.
彼は老婆をだましてお金を振り込ませようとした
次は、treat についてですが、多くの方にとっては「トリート」より、髪に栄養成分を与えたり傷んだ髪を補修する「トリートメント(treatment)」の方がよくご存じかもしれませんね。
既に知っている英単語のtreatment から-ment を抜けば動詞の treat という単語が簡単に記憶に残ることでしょう。
[動詞]~を扱う、治療する
さらにいうと、treatには「飲食物をおごる」という意味があります。
He treated me to dinner.
彼は私に夕食をごちそうしてくれた
そこから逆派生してこんどはtreatのままで名詞として「もてなし、ご褒美、ごちそう」「おやつ」といった意味になります。
It’s my treat.
ここは私のおごりだ
こんな風に、既に潜在的に知っている英単語を活性化させてると、意外と楽に使える英語の言葉の数が増えてゆきます。
それでは今回はこのへんで。