「もう生きていたくなかった」
「(ヘンリー王子との間の子は)生まれたら肌の色がどれだけ黒いのだろうか」
3月7日、アメリカCBSテレビ放送のオプラ・ウィンフリーによるメーガン妃のインタビューのショッキングな内容は、アメリカ・イギリスで大波紋を呼んでいます。
その衝撃度の高さに、「Oprah interview bombshells(オプラインタビュー爆弾)」という見出しもみかけます。
日本でも新聞・テレビが大きく取り上げ、人々の関心も高いと思われるので、今回はこの話題で。
全体的な内容自体は日本のニュース記事にも出ているのでそちらに譲って、ここではメーガン妃( 英語では「Meghan, Duchess of Sussex サセックス公爵夫人メーガン」)の実際の発言を英語ではどう言っていたのかをみてみましょう。
【生きていたくない】
英国王室に加わった後、さまざまな軋轢で孤立したメーガン妃は自殺願望さえ抱くようになりました。
「もうこれ以上、生きていたくないと思った。非常に明確に、現実的に、この恐ろしい考えが頭から離れなかった(Yahoo!ニュース掲載日本語訳」
“I just didn’t want to be alive anymore. And that was very clear and real and frightening.”
【肌の色がどれだけ黒いのか】
「王室がメーガン妃の息子アーチーに「王子」の称号を与えたくなかった、とメーガン妃が考えたのはなぜか」という質問にに対する答えです。
ここはいつもの直訳付き改行リーディングで。
( 長男アーチーを妊娠していた当時を回想し)
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In those months
その数か月間、
when I was pregnant,
私が妊娠していた
all around this same time
その同じ時期に
so we have in tandem the conversation
相前後して話がありました
of he won’t be given security,
彼には警護が与えられず、
he’s not going to be given a title,
称号も与えられない、という
and also concerns and conversations
それからまた、懸念と会話を(~についての)
about how dark his skin might be
彼の肌はどれぐらい黒くなるのだろうか
when he was born.
彼が生まれた時に。
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「一体そんなことを言ったのは誰?」という質問を投げかけたオプラに対して、メーガン妃は答えることを拒み、「それを言ったら彼らにとって大きな痛手になると思います」とだけ言いました。
実際の英語での発言は・・・
“I think that would be very damaging to them.”
【キャサリン妃泣かせた疑惑】
「キャサリン妃(Kate Middleton)を泣かせた報道」に対しては、こんな風に答えています。
「(報道とは)逆の事が起きました。ですが、誰かを非難するつもりはありません。結婚式の週でとても大変でしたし、キャサリン妃は何かに動揺していましたから。それに、彼女は自分のせいだと認め、お花と謝罪メッセージを私にくれました」(Yahoo!ニュース記事より)
<発言の原文>
The reverse happened. And I don’t say that to be disparaging to anyone, because it was a really hard week of the wedding. And she was upset about something, but she owned it, and she apologised. ‘And she brought me flowers and a note, apologising.
reverse は「反対・逆(の)」という意味です。自動車のシフトレバーの「R」は reverse の略で「逆回転(バック)走行」のことですよね。
own は「所有する」という意味もありますが、ここでは「認める」という意味で使われています。
海外ニュースは元の英語記事や映像を観たり読んだりしていないと、英語で外国人と話す時、結局日本語で読んだ文を自力で英訳して話すことになるので、きちんと説明するのは難しいのではないでしょうか。通訳クラスの英語力が無い限り・・・。
今やスマートフォンで海外のメディアにも気楽に触れることができる時代です。1日にほんの数分でいいから、英文ニュースにチャレンジすると、ぐんと視野が広がると思います。