日本語の「サービス」は英語で何て言う?意外と知らない”カタカナ英語”の落とし穴

日本語の「サービス」は英語で何て言う?

日本でよく使われる「サービス」という言葉。
「これはサービスです」や「サービスしときますね」など、飲食店やお店で頻繁に耳にしますよね。

しかし、この「サービス」という言葉、英語に直訳してしまうと通じないどころか、まったく違う意味になってしまうこともあるんです!

今回は、日本語の「サービス」にあたる英語表現をシーン別にご紹介します。


🌀 Part 1:「これはサービスです」って英語でどう言う?

日本語で「これはサービスです」というと、「無料で提供します」という意味ですよね。
ですが、英語の “service” は「接客」「業務」「奉仕」などの意味で、無料という意味では使いません

✅ 正しい英語表現はこちら:

  • This is complimentary.
     →(これは無料のサービスです)

  • This drink is on the house.
     →(このドリンクは店のおごりです)

  • This one’s on us.
     →(これは当店からのご提供です)

  • I’ll give this to you for free.
     →(こちらは無料で差し上げます)

🍰 例文:

「デザートをサービスします」
We’ll give you a free dessert.

❌ NG表現:

  • This is service.
     →これは意味が通じません!

「サービス(service)」は英語では「業務・接客」の意味で使われるので、「無料で提供します」という意味にはならないのです。


🌀 Part 2:「サービスしときますね」は英語で?

日本語の「サービスします」は、時に「値引きする」「特別に安くする」という意味でも使われますよね。

この場合も、“service” という単語は使いません!

✅ 正しい英語表現はこちら:

  • I’ll give you a discount.
     →(値引きしますね)

  • I’ll knock off a bit (for you).
     →(少し安くしておきます)

  • I’ll give you a special price.
     →(特別価格にしておきます)

❌ NG表現:

  • I’ll service it.
     →これは「点検する・整備する」という意味になってしまいます!


💡まとめ:英語では「サービス」は状況によって表現が変わる!

日本語で便利に使える「サービス」という言葉。
でも英語では「無料で提供する」「値引きする」など、具体的な行動や意味に応じて別の表現を使う必要があります

和製英語に気をつけて、正しい表現を覚えておきましょう!


✅この記事のポイント

  • “service”は英語では「無料」や「おまけ」の意味ではない

  • 「無料サービス」→ “complimentary” や “on the house”

  • 「値引きサービス」→ “discount” や “special price”

  • 間違った英語を使うと全く違う意味に伝わることも!