英語で話す「オミクロンは懸念すべき変異種」

新型コロナ変異種「オミクロン」の英語

英語ニュース見出しの例

ここのところ新型コロナウイルスの感染者数がぐっと減ったまま安定していますが、ここに来てまた新たな懸念材料がでてきました。南アフリカなどで新変異株が確認され、欧州でも拡大しているからです。

今回はこのニュースを取り上げながら、これを英語で話すのに役立つボキャブラリーを覚えていきましょう。

国際連合も「UNニュース」でこのニュースを大きく取り上げ、このようなヘッドライン(見出し)で報じています。


WHO labels new COVID strain Omicron, designates it a ‘variant of concern’

(WHO、「COVID」の新種「Omicron」を命名、「懸念すべき変種」に指定)


label は「ラベルのことか?」と思うかもしれませんが、labels とs が付いていますので動詞だと分かると思います。

動詞 label のもともとの意味は「~にラベルを貼る」。そこから派生して(ラベルを貼るような感じで)「~を分類・明示する」「~を名付ける」という意味があります。上の見出しの前半部は「WHOは新らしいCOVIDの株をオミクロンと名付けました」という意味になります。

ここで使われている strain は「(人・生物の)血統・品種・種族、(微生物の)株」の意味

見出し文の後半は、主語はWHOのまま、「~に指名・指定する」という意味の動詞 designates に続きます。

今回の報道のキーワードとも言える「variant of concern」のvariant は「変異体、変異種」の意味、そして concern は「懸念」の意味です。日本語の報道では「懸念すべき変異株」と呼んでいますが、この英語が情報発信源です。

 

センテンスから学んでみましょう

せっかくなので、同サイトから記事の要約文を抜粋し、わかりやすく意味の塊ごとに直訳を付けます。


The latest COVID-19 variant
その最新COVID-19変異株は

identified
確認された

in South Africa
南アフリカで

has been given the Greek name ‘Omicron’,
ギリシャ語の名前「オミクロン」が与えられ
(~と呼ばれ)

and labeled as a variant of concern
懸念すべき変異株と分類されました

by UN health agency experts
国連保険機関の専門家によって

due to its large number of mutations
(以下のために)その数多い変異と

and possible faster rate of infection.
より速い感染速度の可能性のため。


 

このように意味のカタマリごとに直訳をつけると、知らない単語があっても理解しやすいかと思います。これを何度も聴いて、音読して読み直すと、英会話力強化にもTOEICなどの英語テストにも効きますので、ご活用下さい。