この夏、セミ料理はいかか?

 

アメリカ東部で17年に一度大量発生するブルード Xと呼ばれるセミがこの夏話題になっています。

ちなみにセミは英語では cicada。発音は スィケイダ(米国発音)/ スィカーダ(英国発音)

そしてそんな中注目を浴びているのがセミ(蝉)料理。

えええ、あの昆虫の蝉を食べるの?

今後の貴重なたんぱく質源として近年「昆虫食」が話題になっています。

家畜を育てることによる環境汚染、魚介類は水産資源の枯渇や水質汚染と問題山積み。

じゃあ、ひとつセミを食べてみよう、とアメリカではちょっとしたセミ食ブーム。

食材としては、土の中から出てさなぎの殻を破って出て成虫になったばかりのものが適しているそうです。

まだ白っぽく薄い色をして柔らい状態で味も良いのだとか。

そんないいことづくめの蝉料理にも一つだけ問題が指摘されています。

以下、FDA(アメリカ食品医薬品局 Food and Drug Administration)のtweet

Don’t eat #cicadas if you’re allergic to seafood as these insects share a family relation to shrimp and lobsters.

allergic(アラージック)は「(人)がアレルギー体質の」という意味。「アレルギー」は英語ではないのでご注意!

せっかくなので英単語も覚えてもらいたいので、行を変えて説明します。

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Don’t eat cicadas

セミを食べないでください

if you’re allergic to seafood

もしあなたが魚介類にアレルギーがあるなら

as these insects share a family relation

これらの昆虫(蝉)は同じ仲間だからです(※)

to shrimp and lobsters.

エビやロブスターと。

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※share a family relation :直訳は「家族関係を共有している」とも読めますが、家族なわけはないので、この場合生物として「同じ仲間」であるという意味です。

生物学的にいうと、昆虫であるセミも、エビ・カニなど甲殻類も生物的には節足動物なので、成分が似ているからだとか。

お味のほうはどうでしょう? 意外とおいしい、という声が多いですが、こちらのビデオをみて想像するしかないですね。

これ以外にも唐揚げとか、まだまだ料理法はいろいろあるようで・・・。

IFrame上のビデオをみると、けっこうおいしそうじゃないですか?